東山温泉

東山温泉

エリア:会津若松市

おすすめ時期:通年

【川音に抱かれ、時を忘れる奥座敷】「東山温泉」に宿る叙情の湯浴み

会津若松の中心部から車でわずか十分。湯川(ゆがわ)の渓流沿いに、突如としてノスタルジックな温泉街が現れます。八世紀、名僧・行基によって発見されたと伝えられる「東山温泉」は、古くから会津藩主の別荘地として、また新選組の土方歳三が戦傷を癒した地として、歴史の表舞台と共に歩んできました。今もなお、深い渓谷に沿って立ち並ぶ老舗旅館の灯火が、旅人を優しく迎え入れています。

■ 五感を震わせる「渓流の美学」

東山温泉の魅力は、自然の地形をそのまま活かした「水の調べ」にあります。

  • せせらぎの特等席: 川のせせらぎが枕元に届くほど近く、四季折々の表情を見せる「伏見ヶ滝」の迫力を間近に感じることができます。
  • 木造建築の粋: 昭和初期の建築美を誇る「向瀧」をはじめ、国の登録有形文化財に指定された建物が水面に映える様は、まさに大正ロマンの結晶。夜、街灯が灯る温泉街を歩けば、どこからか聞こえる芸妓の三味線の音が、かつての華やぎを今に伝えます。

■ 「さらり」と馴染む、慈愛の源泉

こちらの湯は、硫酸塩泉を中心としたさらりとした感触が特徴です。

  • 肌を潤す、無色透明の贅沢: 刺激が少なく、身体の芯までじっくりと温めてくれる湯は、「美肌の湯」としても知られています。飯盛山や七日町通りの散策で心地よく疲れた身体を、湯船に沈め、ただ川の音に耳を傾ける。それは、何ものにも代えがたい「自分へのご褒美」です。

歴史を動かした志士たちも、この川音を聞きながら同じ湯に浸かったのかもしれません。時代を超えて愛され続ける会津の奥座敷で、心ほどける「静寂のひととき」を過ごしてみませんか。

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