【氷上の幻想夜】3,000本の灯火が雪原を彩る「裏磐梯雪まつり」とエコキャンドルの祈り
裏磐梯の厳しい冬がクライマックスを迎える2月中旬、凍てつくレンゲ沼を舞台に開催されるのが「裏磐梯雪まつり」です。このお祭りのハイライトであり、多くの人々を魅了してやまないのが、凍結した湖の上に無数の灯火を並べる「エコキャンドルナイト」です。
■ 氷点下の世界に浮かび上がる「3,000本の希望」
マニアックな注目ポイントは、この幻想的な風景が「完全な手作り」であること。使用される3,000本ものキャンドルは、地元の小中学生や住民たちが廃油を再利用して一つひとつ丁寧に作り上げたものです。カチカチに凍りついたレンゲ沼の上に、ボランティアの手によって一つずつ火が灯されると、真っ白な雪原は一瞬にして「光の海」へと姿を変えます。寒さで澄み切った空気の中、ゆらゆらと揺れるオレンジ色の炎は、見る者の心を芯から温めてくれます。
■ 「火」と「氷」が共演する、わずか数時間の魔法
キャンドルに火が灯されるのは夕暮れ時から。刻一刻と空の色がブルーから漆黒へと変わる中、雪に反射した柔らかな光が幻想的なグラデーションを描き出します。背後にそびえる磐梯山のシルエットと、足元に広がる光の絨毯――。そこにあるのは、風の音さえ吸い込まれるような静寂と、冬の裏磐梯でしか出会えない極上の美しさです。防寒対策を万全にして、この儚くも力強い「火と氷の共演」を五感で受け止めてみてください。
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