福島県下郷町の山間に、江戸時代の息吹をそのままに閉じ込めたかのような場所があります。会津若松と日光を結ぶ下野街道の宿場町として栄えた「大内宿(おおうちじゅく)」です。一九八一年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されたこの地は、単なる観光地ではなく、今もなお人々が日々の営みを続けながら、先人たちの遺産を次世代へと繋ぐ「生きた歴史の教科書」です。
街道の両脇に、分厚い茅葺き屋根の民家が整然と立ち並ぶ光景は、訪れる人々を瞬時に数百年前の世界へと誘います。
山あいの静かな空気に包まれ、水路を流れる清らかな水の音に耳を傾ける。
江戸の旅人が仰ぎ見たであろう空と、守り人が繋いできた情熱。三百年を越えても色褪せない「不変の美」を体感しに、大内宿へ足を運んでみませんか。
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