天栄村の奥深く、二岐山の麓にひっそりと佇む「岩瀬湯本温泉」。ここは一二〇〇年以上前、平安時代に弘法大師(空海)によって発見されたとも伝えられる、福島県内でも屈指の歴史を誇る古湯です。かつては参勤交代の武士たちが羽を休め、平泉を目指す源義経一行も立ち寄ったとされるこの地は、今もなお「生きた歴史」が息づく隠れ里です。
集落の細い坂道を歩けば、目に飛び込んでくるのは立派な茅葺き屋根の宿や民家です。
温泉街の中心にある共同浴場や各宿には、こんこんと清らかな源泉が満ちています。
夜、灯火が漏れる茅葺きの宿から外へ出れば、聞こえてくるのは川のせせらぎと、平安の人々も見上げたであろう星々の囁きだけ。一二〇〇年の時が紡いだ「究極の静寂」に包まれに、この山深き聖域へ足を運んでみませんか。
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