【氷の芸術】国内随一のスケールで現れる冬の奇跡。猪苗代湖の氷のモンスター「しぶき氷」
猪苗代湖の冬の風物詩といえば白鳥の飛来ですが、さらにマニアックで圧倒的な自然の神秘を体験できるのが「しぶき氷」です。厳冬期の限られた条件でのみ姿を現す、美しくも荒々しい氷のオブジェをご紹介します。
■ 奇跡の条件が重なる、極めて希少な大規模現象
ここでの注目ポイントは、この現象が起きるメカニズムとその希少性です。湖を吹き抜ける強烈な局地風によって水しぶきが岸辺の樹木に吹き付けられ、それがそのまま凍りつくことで形成されます。このような大規模なしぶき氷が見られるのは、国内でも猪苗代湖や琵琶湖の一部など、ごくわずかな場所だけ。海ではなく、波が高く波打ち際に樹木がある巨大な湖だからこそ生まれる奇跡の現象なのです。
■ 二つとして同じ姿はない「氷の芸術」
吹き付ける風の強さや気温によって日々成長していくため、作られる氷のオブジェは二つとして同じ形がありません。大自然が風と水で彫り上げるその異形は、米沢・西吾妻山で見た樹氷と双璧をなす、まさに猪苗代湖畔の氷のモンスター。透き通った氷が冬の陽光にキラキラと輝く瞬間は、厳しい雪国を旅した者だけが立ち会える至高の絶景です。
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