会津若松市の東に位置する「飯盛山」。石段を登りきり、静寂に包まれた広場に立つと、そこには維新の荒波に呑み込まれながらも、最後まで「誠」を貫き通した一六歳から一七歳の少年たち——白虎隊士十九人が眠っています。激動の幕末、鶴ヶ城から上がる黒煙を落城と見誤り、自刃を選んだ彼らの悲劇は、会津の歴史において最も胸を打つ情景として今も語り継がれています。
展望台から視線を転じれば、遠く会津の街並みの向こうに、現在の鶴ヶ城が凛と佇んでいます。
飯盛山の見どころは、歴史の重みだけではありません。
若くして散った命が、今の会津の静かな平和を支えている。その厳かな事実に触れるとき、旅の景色は一層の色を帯びていきます。夕暮れ時、街を見下ろす少年たちの墓前に立ち、静かに手を合わせる。そんな「心で見る旅」を、飯盛山で体験してみませんか。
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