白壁の土蔵造りが残る会津若松の七日町通り。その歴史の息吹を感じる街角で、二百年以上にわたり伝統の技を継承し続けているのが「鶴之江酒造」です。かつて会津藩御用達の栄誉を賜ったこの蔵は、現在、女性杜氏とその母が中心となり、繊細かつ力強い酒造りを行っています。厳寒の冬、蔵を満たす蒸米の香りと共に紡がれるのは、土地への愛と誇りが凝縮された至高の雫です。
鶴之江酒造の名を全国に知らしめたのは、伝統を守りつつも新たな感性を注ぎ込んだ銘柄の数々です。
機械化が進む現代にあっても、鶴之江酒造は「手造り」にこだわります。
会津の歴史を見つめてきた古い蔵で、母娘が寄り添いながら醸す、慈愛に満ちた一杯。城下町の風情を楽しみながら、その温もり溢れる地酒を味わえば、旅の記憶はさらに芳醇に、鮮やかに彩られることでしょう。
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